奈良で店をやっていると、外国人のお客様は多いのに、夜まで残る人は少ないと感じていないでしょうか。その感覚は、市の統計でも裏付けられます。
結論から書きます。2025年に奈良市を訪れた外国人のうち、8割を超える294.8万人が日帰りでした。奈良には泊まらず、日中に街を回って帰るお客様が中心です。奈良の店にとっての入口は、旅行者が奈良に向かう前、宿や移動中に店を調べる段階で見つけてもらうことです。
数字はすべて奈良県・奈良市・観光庁・日本政府観光局(JNTO)の公表資料から引いています。
奈良で店をやっていると、外国人のお客様は多いのに、夜まで残る人は少ないと感じていないでしょうか。その感覚は、市の統計でも裏付けられます。
結論から書きます。2025年に奈良市を訪れた外国人のうち、8割を超える294.8万人が日帰りでした。奈良には泊まらず、日中に街を回って帰るお客様が中心です。奈良の店にとっての入口は、旅行者が奈良に向かう前、宿や移動中に店を調べる段階で見つけてもらうことです。
数字はすべて奈良県・奈良市・観光庁・日本政府観光局(JNTO)の公表資料から引いています。
まず規模からです。観光庁の調査では、2025年に奈良県を訪れた訪日外国人は370.9万人でした。訪日客の9.0%が奈良県を訪れた計算で、都道府県別では全国7位です(出典: 観光庁「インバウンド消費動向調査」2025年暦年 都道府県別集計表)。北海道や愛知県よりも多い数字です。
泊まるお客様も増えています。奈良県の宿泊統計では、2025年の県内の外国人延べ宿泊者は70万5,995人でした。前年より38.7%増え、過去最多です。県は理由に、大阪・関西万博の開催による周辺観光の宿泊者の増加と円安を挙げています(出典: 奈良県「令和7年 奈良県宿泊統計調査」)。外国人の宿泊は、奈良市などの県北部のエリアに92.6%が集中しています。
奈良ならではの事情が、日帰りの多さです。奈良市の調査では、2025年に市を訪れた外国人は351.7万人で、統計開始以来の最多でした。内訳は日帰りが294.8万人、宿泊が56.9万人です(出典: 奈良市「2025年 奈良市観光入込客数調査」)。
日帰りが全体の83.8%を占めます(本記事で計算)。ただし、外国人の宿泊率は16.2%と前年より1.3ポイント上がり、過去10年で最も高くなりました。日帰りが中心であることは変わりませんが、泊まるお客様は少しずつ増えています。
飲食店にとっては、日中に街を回るお客様が大半だということです。食事の機会は昼が中心になりやすく、店を選ぶ時間も限られます。来る前の段階で「ここで食べよう」と決めてもらえるかどうかが、来店を左右します。
奈良県の宿泊統計で、2025年の外国人延べ宿泊者の国籍割合を見ると、次のとおりです(出典: 奈良県「令和7年 奈良県宿泊統計調査」)。
アメリカ・フランス・オーストラリア・イギリス・ドイツ・カナダ・イタリア・スペインを合わせると30.5%になります(本記事で計算)。
全国の訪日客と比べると、違いがはっきりします。JNTOの統計をもとに計算すると、2025年の訪日客のうちアメリカは7.7%、フランスは1.1%でした。韓国は22.2%、台湾は15.8%です(出典: JNTO「国籍/月別 訪日外客数」)。数え方が違うため単純には比べられませんが、奈良では欧米の比重が全国より高く、韓国・台湾の比重は低くなっています。
奈良市の宿泊者で見ても、2019年と比べてアメリカが185.8%増、韓国が145.9%増と大きく伸びました。一方、最多の中国は37.1%減っています(出典: 奈良市「2025年 奈良市観光入込客数調査」報告書)。
2026年の全国の流れも見ておきます。JNTOの推計では、2026年1〜9月の訪日客は、中国が55.5%減、韓国が21.6%増、台湾が19.1%増でした(出典: JNTO「訪日外客数(2026年9月推計値)」)。同じ期間のアメリカは5.2%増、フランスは6.6%増です(JNTOの統計をもとに本記事で計算)。
奈良の2026年の統計はまだ出ていません。ただ、奈良の外国人宿泊者で最も多いのは中国です。中国のお客様だけをあてにした計画は立てにくく、伸びている韓国・台湾と、比重の高い欧米のお客様に目を向けておくと、来店の波をならしやすくなります。
観光庁は、出発前に役に立った情報源を国籍別に集計しています(出典: 観光庁「インバウンド消費動向調査 2025年 年次報告書」)。奈良で多い国を並べます。
欧米の旅行者は、口コミサイトやガイドブックも使います。地図アプリや口コミサイトに英語の口コミがあることが、店を選んでもらう手がかりになります。同じ報告書では、日本滞在中に役に立った情報の2位が「飲食店」で、アメリカは60.8%、フランスは66.1%でした。
韓国は、個人のブログが4割を超えるのが特徴です。韓国の旅行者は訪日前にNAVER(韓国最大級の検索・口コミ媒体)で店を調べるため、NAVERブログの来店記事が入口になります。中国本土ではGoogleやInstagramが原則使えないため、中国のお客様には大衆点評(中国の口コミ・地図サービス)などの店舗情報が土台になります。
奈良県を訪れる訪日客は2025年に370.9万人で、全国7位でした。奈良市では外国人客の8割超が日帰りで、宿泊者の国籍は中国が最多、欧米豪が約3割を占めます。2026年は全国で中国が減り、韓国・台湾が伸びています。
まずは地図アプリの情報を英語でも整え、日帰りのお客様と欧米のお客様に見つけてもらうこと。そのうえで、伸びている韓国・台湾向けの入口を作ること。この順番が、奈良の店にとって無理のない進め方です。
RED BOOSTは、韓国のNAVERブログや台湾・香港のInstagramなど、アジアの旅行者が店を探す媒体での来店PRを支援しています。奈良の店舗様からのご相談も承っています。
一つの国に絞るより、欧米と韓国・台湾の両方に目を向けるのがおすすめです。奈良県の宿泊統計では、2025年の外国人延べ宿泊者の国籍は中国27.2%が最多ですが、2026年1〜9月は全国で中国が55.5%減りました。アメリカ11.0%・フランス5.7%など欧米豪が約3割を占め、韓国・台湾は全国で伸びています。
来る前の段階で店を見つけてもらうことと、昼の受け入れを整えることです。奈良市の調査では、2025年の外国人客351.7万人のうち294.8万人が日帰りでした。地図アプリの店舗情報や写真つきのメニューを整えておくと、限られた時間で店を選ぶお客様の助けになります。
地図アプリと口コミサイトの英語の情報を整えることから始めます。観光庁の調査では、アメリカの旅行者が出発前に役立てた情報源の1位は動画サイト43.0%で、口コミサイトも18.6%ありました。フランスは旅行ガイドブック24.9%、口コミサイト23.3%です。
増えています。奈良県の外国人延べ宿泊者は2025年に70万5,995人となり、前年より38.7%増えて過去最多でした。奈良市の外国人の宿泊率も16.2%と、過去10年で最も高くなっています。泊まるお客様が増えれば、夜の時間帯の来店も見込みやすくなります。
ご相談・お見積もりは無料です。下記フォームより、お気軽にご連絡ください。
2営業日以内に担当者よりご返信いたします。
フォームがご利用いただけない場合は red.travel.boost@gmail.com 宛にご連絡ください。